最近の仕事のパフォーマンス下げている要因の1つがエディタ使用時のフラストレーションで、 その解決のために10代から使っていたEmacsからついに離れた。
ただ、Visual Studio Codeを使い始め、強力なコーディング支援機能には感動すら覚えたものの、 細々としたところでどうしても許容できない箇所があったので結局2週間で挫折してしまった。
www.gnu.org code.visualstudio.com
Emacs を離れた理由をまとめると、以下のようになる。
- 初期状態でできることが少ない割にパッケージのメンテがどれも進んでいない
- Python, TypeScript 周りの貧弱さ
- ウィンドウ操作がイライラ
- 分割ウィンドウ時、ファイルを開くときとバッファ切り替えのときでどのウィンドウに出くるかイマイチ法則がわからなかった
- やりたいことに対して情報が少ない
ユーザが減少傾向らしいので、仕方ないといえば仕方ない。 バリバリ自分で調べてコミュニティに還元する道も考えたが、そもそも発端は仕事の忙しさだったりするので、続かないことは目に見えている。 学生時代や新人時代の暇なときにEmacs Lispを覚えておくべきだったのかもしれないが、時既に遅し。
Emacs 離れて Visual Studio Code に移行したものの、飛び抜けて良い部分があるのは認めつつやっぱり許容できない部分がある。
- Emacsキーバインドがとても弱い
- 検索窓で使えないなど
- フォーカス飛びまくる
- サイドバーに飛んでから戻るの面倒
- マウスオペレーション前提の作り
- キーボードオペレーションで完結させる気を感じない
Visual Studio Code なのでEmacsキーバインドがどうの、というのはお門違いかもしれないが、ホームポジションから手を離さなずにオペレーションができることは生産性の観点からとても大切で、その部分の解決ができなかったためにVisual Studio Codeもやめることにした。
今はNeovimを使い始めている。
NeovimというかVimの良いところは、編集操作に特化したデフォルトのキーバインドがあり、 極めて効率的なコーディングができるところだ。
20代のバイトでPHP書いてた頃はその補完能力の強さを買ってかなり使っていて、 Emacs乗り換え後もGitのコミットログはずっとVimを使っていたので違和感は少ない。
まだ乗り換えきっておらず、Gitプロジェクト内のファイル検索やgrepができていないが、 それでもVisual Studio Codeでさっぱりだった矩形選択が簡単だったりしてその編集能力の強さを享受し始めている。
エディタ周りはあまり変えたくないので、Vimとは長く付き合っていきたい。
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